
本日の神戸新聞朝刊(三木版)に掲載があったとおり、全国的な風しんの流行を受けて、三木市でも接種費用を助成するべく補正予算案が6月議会に提案されます。
風しんのことについては、『さるとる』でも、これまで2回取り上げさせてもらいました。
最初に書いたのは4月4日。次に書いたのが、5月1日。
4月4日は、昨年1年間の風しん患者数を超えたため。5月1日は昨年1年間の患者数の2倍になったから。
2回とも市のHPの紹介に併せて書きました。
患者数の数字をみて、こりゃただごとではないな~と思ったので、こんな拙いブログでも対象者の目に届くこともあるのではと思って注意喚起を行ってきたわけなんですが、流行は止まることなく、5月22日現在で昨年1年間の患者数の3倍を超えました。
兵庫県下でも約500人(12日現在)が報告されたこともあって、兵庫県も助成の方針を打ち出しました。
兵庫県の方針発表以前に、すでに朝来市が助成を開始していました。また、県の発表前に小野市が助成の方針をだしています。
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風しんは小児の場合通常あまり重くない病気ですが、妊婦、特に妊娠初期の女性が風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などをもった、いわゆる先天性風疹症候群の児が出生する可能性があります。
風しんの予防接種を行う主な目的の一つは、妊婦が風しんにかかることによって生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群の障がいをもつことのないように、またそのような心配をしながら妊娠を続けることのないように、あらかじめ予防することです。
多くの人が予防接種をうけると、個人が風しんから守られるだけでなく、ほかの人に風しんをうつすことが少なくなり、社会全体が風しんから守られることになります。
三木市での接種助成については議会の審議を経てということになりますのでまだ決定されたわけではありませんが、これを機に一人でも多くの方が関心をもっていただき、予防接種につながればと思います。
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タイトルはNHKが呼びかけている『ストップ風疹プロジェクト』のHPのタイトル。
冒頭のロゴは同プロジェクトのキャンペーンロゴ。
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