
2月20日以来、毎週末行われています旧玉置家住宅でのイベント。
今週末は、下張り文書の公開です。
下張り文書
みなさん、「ふすま」はご存知やと思うのですが、「ふすま」の表面は見ても、「ふすま」の中を見られた方は、そうそういないはず。
いるひとは、多分・・・
僕のように、昔、いたずらして、ふすまをやぶいちゃった人(笑)
それは、さておき、そんな破っちゃった方はピンとくると思うのですが、「ふすま」の絵の下に、新聞紙とか、古い紙が出て来てましたよね。
そう!この「ふすま」の下に張られた文書が「下張り文書」と呼ばれるものです。
和紙が貴重であった時代、「ふすま」の下張りに不要になった台帳、手紙などを使い「ふすま」が作られてきました。
確かに、その当時は不要だったのですが、これが、時代を重ねると、重要だったりなんかして、当時の先人たちの暮らしぶりを知る手掛かりになったりするわけなんです。
旧玉置家住宅は、母屋部分は文政9年(1826年)建築なわけですから、180年以上も前に建てられたことになります。
すると、その当時の「ふすま」がそのまま残っているとすると、建築された時より前の文書が「ふすま」の中に眠っていることに。
先に答えを言っちゃいますと、その当時の「ふすま」が旧玉置家住宅に残っていました!!
つまり
文政9年(1826年)以前の下張文書が「ふすま」の中に眠っていたわけなのです。
旧玉置家住宅の「ふすま」の中で、長い年月を経た下張り古文書
今回は下張り文書を剥がす作業を公開し、この文書を「ふすま」から解き放ちます。
皆さま、その様子をどうぞライブで御覧ください。
日時 3月6日(土)、7日(日)、27日(土)、28日(日) 10:30~12:00
(冒頭の写真は、観光協会のHPからお借りしました。)