こんばんは。
春の陽気につつまれて、桜のつぼみがほころび始めました。そろそろ花見の季節の到来です。
三木は、「花見処」満載のまちです。
花見情報なんかも、アップしていきたいと思いますので、乞うご期待。
さてさて、「山田錦祭」以来、「山田錦」について色々と綴っているのですが、今日は、お米の量り方、つまり、お米の単位について綴ろうと思います。
皆さん、お米の単位ってご存知ですか?
百万石の大名なんていうように、一番大きい単位は「石(こく)」です。
「石(こく)」より小さな単位には、「斗(と)」「升(しょう)」「合(ごう)」があります。
「一斗樽」、「一升瓶」「一合徳利」など今でも使われている言葉ですよね。
さてこれらの単位は、キロやトンのように重さを表わす単位ではありません。
では何を表わすのか。
「容積」を表わす単位なのだそうです。
そういえば、お米を量るときに、カップで量りますね。
ちなみにお米の単位の関係は、10合で1升、10升で1斗、10斗で1石だそうです。
この単位のルーツは、中国にあって、今から約2000年もの前の「漢」の時代というから驚きです。
日本の歴史に始めて登場するのは、「大宝律令」。
「大宝律令」は701年ですから、今から1310年近く前ですね。
ご存知のとおり、昔は税金(年貢)をお米で徴収していたのですが、この納める年貢米を量るのに「桝」が使われていました。
でも、もし、この「桝」に大きい小さいがあれば不公平があると思いませんか?
不公平がないように、「1升桝」の大きさを統一しなければなりません。
こうして、「1升桝」の基準が江戸時代になって統一されました。
それから300年以上の間、「1升桝」の大きさは変わっていないのだそうです。
ちなみに現代の単位であるキロになおすと、
1合は150g、1升は1.5kg、1斗は15kg、1俵は60kg、1石は150kgになるそうです。
僕の体重は60kg。ですから、米俵1俵分が僕の体重ということになります。