こんばんは。
ちょっと写真を整理していたら、志染町御坂のサイフォンの写真が出てきましたので、今日は、このサイフォンについて、綴ります。
御坂神社の裏山にあるサイフォンは、淡河川から送られて来た水を山頂から急角度で52,5m下へ落下させ、その勢いで神社前の志染川の橋の中を通って反対側の50mの山の上に押し上げます。

まずは、御坂神社から裏山をみたところです。

おなじみの眼鏡橋。この中に管が入っていてその中を水が流れています。

反対側の山のふもとから御坂神社の裏山を見たところです。

太い管です。この写真わかりにくいかも知れませんが、管が上に伸びて、山の上に昇っています。
理屈ではわかるんですけど、水が山を越えてくるってすごいことですよね。
このサイフォンはイギリス陸軍少将のパーマー氏の設計によるもので、なんと、日本で最初のものなのだそうです。
山から谷に落ちてまた山を昇るこのサイフォン。1世紀以上経た今日でも立派な役割をはたしているというのですから、すごいですよね。