4月はじめにもブログで綴りました。そのときのはじまりはこう。
今年に入ってからの患者の合計は2418人で、去年1年間の患者数2353人をわずか3か月で上回ったそうです。
5年前に今の方法で集計を始めて以降、最悪の流行となっています。
4/24現在でその報告数がさらに増加し、昨年の2倍を越える4763例が報告されたということです。
前回も書きましたが、特に、予防接種を受けていない20代から40代に患者が目立つということ。
風疹は、妊娠中の女性が感染すると胎児の目や耳、心臓などに障害が出るおそれがあることから、厚労省では「特に妊婦の家族は予防接種を受けて欲しい」と呼びかけています。
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風疹は小児の場合通常あまり重くない病気ですが、妊婦、特に妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、精神運動発達遅滞などをもった、いわゆる先天性風疹症候群の児が出生する可能性があります。
また、風疹にかかるとまれに脳炎、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血などの軽視できない合併症をおこすことがあります。
大人が感染した場合は発熱や発疹の期間が小児に比べて長く、関節痛がひどいことがあり、一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。
風疹の予防接種を行う主な目的の一つは、妊婦が風疹にかかることによって生まれてくる赤ちゃんが先天性風疹症候群の障がいをもつことのないように、またそのような心配をしながら妊娠を続けることのないように、あらかじめ予防することです。
予防接種は風疹の自然感染による合併症の予防にもなり、大人が感染して重症になることも予防します。
さらに、多くの人が予防接種をうけると、個人が風疹から守られるだけでなく、ほかの人に風疹をうつすことが少なくなり、社会全体が風疹から守られることになります。
(『風疹と先天性風疹症候群について』国立感染症研究所より)
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本日アップした注意喚起記事(三木市のホームページ)